セイコーロードマチック5601-9001 春秋冬と普段使いできる国産オールド時計
今回紹介するのはセイコー ロードマチック ノンデイト。2種類ありますが今回はバーの方。56系はセイコー機械式指折りの傑作といわれる名機であり、竜頭操作でのカレンダー操作機能を世界で初めて搭載したモデルです。過去記事で"セイコーらしさ"の要素の一つとして挙げたのはこういう訳です。操作禁止時刻がシビアな欠点がありますが、ノンデイトならカレンダーが壊れなくて安心!
国産時計界隈では有名なアカツメさんの「泥沼時計収集メモ」。僕もそこから国産アンティークに興味を持ったクチですが、その中でも特に強く惹かれたオールド時計第二位です。(一位は同アラビア全数字)美しさもさることながら、その理由は主に機動力の高さにあります。
バーのノンデイトは似たようなケース形状の時計も多いですが(61スカイライナーとか)、こと実用においてこの時計は頭一つ抜けている印象です。ワンピースケースの物理的に水の侵入が不可能である安心感。オールド時計はスクリューバックでも常に不安がありますが、この時計なら春秋冬と気兼ねなく実用できます。(流石に夏は怖いです)おまけに素晴らしい薄さです。袖口を全くジャマしません。
奇をてらわないのでどこにでも着けていけます。迷ったらコレ、の時計です。全数字文字盤は意外と主張が強いので、汎用性はこちらに軍配が上がります。流通量が非常に多いので入手難易度が低いのも魅力ですね。
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