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アルバ フィールドギア V743-8000 レビュー ‐ラギット&ポップなアーバンミリタリー!

 

寒さでやる気が削がれますが今年最後ということで頑張って書きます。

今年の作成記事数は計91個でした。来年はもっともっと書くぞ!

 

アルバ フィールドギア レビュー

 

最近時計記事を全然書いていなかったので、今日はアルバ フィールドギア V743-8000を紹介したいと思います。「アルバミリタリー」と呼ばれることもある機種です。「泥沼時計収集メモ」のアカツメさんが名付け親だと思います。

ミリタリー時計は抜群の視認性と男らしい無骨で精悍なデザインが魅力ですが、主張が強く似合う服装が限定されることもあります。この時計はミリタリー時計の特徴と雰囲気を押さえたまま、都会的な服装にも似合う可愛らしさを足すことに成功しています。

既にオマージュ品も存在するようです。この時計自体が低価格オマージュみたいな代物なのですが、「真似されたら一人前」それだけ優れたデザインであり、今や立派な個性を確立した時計。

 

アルバ フィールドギア レビュー

 

カラーバリエーションが三色用意されているのですが、どれも個性的で揃えてみたいと思わせるくらいよくできています。私が持っているのは黒と白(ベージュ)。他にもネイビーがあるのですがなかなか縁がありません。

どのモデルも適度にポップな配色で、ミリタリーのカッコよさを残しつつ、重くなり過ぎず気軽に着けられるデザインに仕上がっています。いかにもプリントといった感じのフォントもいい意味でチープなカジュアルさがあり良いです。

 

アルバ ミリタリー レビュー

 

黒。実際の文字盤の色は濃い目のグレーです。元ネタのGG-W-113が黒文字盤なので、ある意味このモデルの特徴が一番分かりやすいかもしれませんね。ミリタリー要素を残しながらも絶妙に「ハズし」ている雰囲気の元はどこなのか時計片手に考えてみましたが、カレンダー・フォント・配色であるというのが結論です。特にこの時計だけの個性を作るうえでカレンダーは欠かせないのかなと思います。

「ミリタリーウォッチにカレンダーいらねぇよ」という方も少なくないと思いますが、カレンダーという本来時計の雰囲気づくりに邪魔な、無機質で実用一辺倒の代物が入ることによって無骨な雰囲気と可愛らしいポップな雰囲気が共存し、この時計の個性に昇華されている。このモデルに関していえば私は絶対にカレンダー賛成派です。カレンダーが無かったらよくできているけど何か物足りない、カーキの下位互換になってしまったのではないかと思います。低価格・クォーツ仕様のかっこいいミリタリーウォッチは種類がとても少ないので、それでも文句なしの名品になったとは思うのですが。

 

アルバ フィールドギア レビュー

 

ベージュ。全面ルミブライト仕様です。タイメックスでおなじみの文字盤全発光機能ですね。文字盤全部光らせちゃえというのは大胆ながら画期的な発明だと思います。

TIMEX ウィークエンダー セントラルパーク クリーム×オリーブ

 

光を吸収して暗所でパァッと輝きます。戦場では敵に位置が丸わかりになるので本家にこんな仕様はありませんが、使ってみるとかなり便利な機能です。G-SHOCKみたいにスイッチ式のバックライトの方が付け消し自在で圧倒的に使いやすいですが、短時間で消えるので時間を測ったりできません。その点ルミブライトは10秒スマホのライトを当てれば5分くらい光りっぱなしなので、連続して時間を見る必要があるときや一秒単位で時間を測りたいときはこちらの方が有用です。

私はこのベージュが大のお気に入り。ベージュというよりやや蛍光イエローに近い色なのですが意外にも無骨な雰囲気を損なうことなくしっくり馴染み、グレーやオリーブドラブなどミリタリーの定番配色のNATOベルトを合わせると凄くカッコ良いです。

 

アルバ フィールドギア レビュー

 

ダミーベゼル・サンドブラスト加工。フィールドウォッチの様式美ですね。風防はセイコーお得意の強化ミネラルガラスのフラットタイプで、視認性が高く実用的な仕様だと思います。ラグ穴が貫通しているのは便利ですが、基本的にこのモデルはNATOベルトを装着する人が多いと思うので無くても困らなかったでしょう。

 

アルバ フィールドギア レビュー

アルバ フィールドギア レビュー

 

ねじ込み式竜頭の20気圧防水とかなり防水性が高いのも魅力。頻繁に竜頭を操作する必要が無いのでねじが馬鹿になることも無く、メンテフリーで長期間安定した防水性が見込めると思います。本当は定期的にパッキン交換をする必要があるのでしょうが水没させたりしなければ雑に扱っても10年20年動くはず。ただし電池交換はマメにしましょう、電池の液漏れは修理不可になる可能性が高いです。

竜頭ガードも付いてますがこの長さで大丈夫でしょうか。不安になりますがこれでも接触の危険がかなり減るのは間違いないですし、仮にぶつかって多少曲がったとしても折れることはないので十分なのかもしれないですね。

 

アルバ フィールドギア レビュー

 

裏蓋はいたって普通です。話が脱線しますが日頃アンティークをいじっているとこの裏蓋の薄さに感動します。もはや内側に埋め込んでますからね、これで防水性確保できてるんだから技術の進歩ってすげぇ。

 

アルバ フィールドギア レビュー

 

プレザージュやブライツなどと同じくあくまでもセイコーのブランドなのですが、文字盤に"SEIKO"ロゴはありません。ワイアードやパルサーもそうですね。低価格帯だからかな?でもセイコー5はしっかりSEIKOって入ってるんだよな、何でだろう。「セイコー5」はそれ自体がブランド名だからかな。もっともアルバには何十年もの歴史があるので、どこに出しても恥ずかしくないブランドではあります。

インデックスはセイコーらしい生真面目なゴシック体フォントです。気になったのが五分おきにある12等分目盛り。鉛筆みたいなちょっとだけ先端の尖った、面白い形をしていますね。注意しないと分からないですが、こういった要素もオリジナリティの確立に貢献しているのかもしれません。

 

アルバ フィールドギア レビュー

アルバ フィールドギア レビュー

 

というわけで今年最後の記事はアルバ フィールドギアの紹介でした。

いつも記事を読んでくださっている皆様、いつも大変励みになっております。来年もよろしくお願いいたします!

 

<追記>

↓マイクロブランドの品で明らかなこの時計の模倣品を見つけました。「J-AXIS」というブランドの時計なのですがなんとマニア熱望のノンデイト仕様です。正直見た感想としてはやはりノンデイトでは今一つ個性のない時計だなと感じます。硬派な時計ならいざしらず全体的に肩の力が抜けた雰囲気が良さの時計なのでやはりデイト表示があった方が良いと思うのですが、皆さんはどう思われますか?

https://aucfree.com/items/r318474675