就活生向けにおすすめ時計をまとめました。
今日はセイコー SBPX083を紹介します。某通販にて￥14000で購入。
この時計、時計ファンの方々からも好評でして「安いのに出来の良い時計」として有名です。調べてみると以外にも情報が少ないので、今回商品レビューを書くことにしました。それではどうぞ。
就職活動では必須の腕時計。重要なのは
１、高すぎないこと、しかし安っぽくないこと
２、シンプルなデザイン＝三針時計。
３、文字盤は白、黒、青のどれか
の3条件を満たす時計です。
部下が自分よりいいもの着けてたら、よっぽど優秀じゃない限りあまり良い印象は持たれないでしょう。かといってチープカシオなんかはもってのほか。そこそこのものをつける必要があります。ゴテゴテしたクロノグラフなんかもダメ。
こういった条件を満たす時計となると意外と少ないんです。この時計はお値段以上の質感がありながらいかにもビジネス用といった雰囲気を醸し出していて、まさにうってつけ。満充電で10か月連続使用可能とリザーブもばっちりです。
文字盤は中心から放射状に線が伸びており、光の反射によって質感を高めています。フォントの配置も絶妙。"SOLAR"の文字がちょっと残念ですがこれはこれで良い雰囲気です。バーインデックス（目盛り）・ドルフィン針ともに太くはっきりしていて力強いです。秒針も安い時計にありがちな針ズレがなく、しっかり目盛りの上をなぞってくれます。竜頭に刻印はありませんが価格的にしょうがないですね。
特筆すべきは風防（レンズ）の材質。サファイアクリスタルが使われてます。サファイアはモース硬度9の鉱物で、これより硬い物質はダイヤモンドくらいのものです。傷がつきにくいことは容易にお分かりいただけるかと思います。無色透明なのはサファイアの中でも純度の高いものが使われるため。ダイヤよりは安いサファイアですが、当然ながら使用されるのは高い機種ばかり。￥14000の時計に付けられることはまずありません。
カレンダーには段差が設けられており、立体感が出ることで視認性が向上してます。裏ブタはスクリューバック方式で、ゆるんでいない限り水の侵入はありえません。水が入るとしたら竜頭からでしょうね。日常生活用防水なので、水に漬かったりするとアウトです。フタにはSEIKOの表記と個体番号、防水表記と日本製であることなどが書いてあります。
昨今の日本製品の価格高騰を考えると、この価格の時計でMade in Japanというのも凄いです。これも大きなセールスポイントですね。この個体は2019年8月製造のもののようです。個体番号の読み方については検索すれば他に詳しく解説されている方がいると思うのでそちらを参考になさって下さい。
ベルトはステンレスの擬似5連ベルト。割りピン方式なので初心者でも簡単にコマの調節が可能です。クリップを曲げて差し込んでもいいですし、傷つけるのが不安な方はコマ外しを買ってもいいです。ばね棒外しと違って安いので十分ですよ。クロノワールドさんでNATOベルトとか買ったついでに「カンタンキット」付けるのがいいかもしれません。ここは基本￥300とかでも送料無料なので、ばね棒単体とか必要なときお世話になってます。
手持ちの三針時計との比較。
ケース径は三本とも同じくらいなのですが、SBPXはベゼルの幅があるので文字盤が小さく見えます。クォーツなのに機械式である両隣と比べても遜色ない太さの針。技術の進歩ってすげー！
クォーツの時計を買うのは本当に久しぶりだったのですが（デジタル時計除く）、ビジネスでは一秒でもずれが少ないものをと思い購入しました。総評としては評判通りの良い時計であると思います。おすすめですよ。
今回はこのあたりで終了とさせていただきます。
最後までご覧いただきありがとうございました。
＜追記＞
おかげさまで沢山アクセスをいただいてます。ひと月ほど使用してみた感想を簡単に書きます。視認性はまずまず。僕は黒文字盤の時計を買ったのは初めてなのですが文字盤が白よりも見やすい気がします。残念なのはけっこう反射が強いことで、咄嗟の時間確認には影響があるかもしれません。
サファイアガラスなのでぶつけるのを気にせずガシガシ使える安心感はあります。問題はクラスプ部分。価格的に仕方ないですがプッシュ式一段ロックは保持性に不安が残ります。余裕があったらダイバーズのような二段ロック式のものに変えたいです。
