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時計王国諏訪を歩く④ 〜春宮・岡本太郎と万治の大仏

時計 諏訪

下諏訪に戻ってきました。春宮を拝めば目的達成ですがもう一箇所見ておきたいところがありまして、それが「万治の大仏」。これはレプリカですが岡本太郎が「これほど面白いものは見たことがない」と大絶賛したものらしく下諏訪の一押しスポットらしい。

 

時計 諏訪

万治の大仏については全く知らなかったのですが、こんな感じで下諏訪の至る所でPRされているのを目にします。そんなにお勧めなら見たくもなります。デフォルメのイラスト可愛いですね。

 

時計 諏訪

時計 諏訪

でもまずは春宮。宮前に設置されたこの橋は1736〜1740頃に改修された諏訪大社で現存する最も古い建築だそうで、せっかく諏訪大社を見るならぜひ見ておきたいスポットであると思います。横でガラクタが開催されていて、面白いものがあればと思いましたがあんまり興味を惹かれるものはありませんでした...

 

時計 諏訪

秋宮に比べて春宮は少し遠く、一本道だが長い参道を15分ほど歩きようやく到着。鳥居の作者は先ほどご紹介した「万治の大仏」の製作者と同じと考えられているそうです。

 

時計 諏訪

立派なしめ縄が印象的です。"ゆっくりしていってね!!!"でお馴染み、東方シリーズに出てくる神社のモデルらしいことが色んな絵馬に書かれた「聖地巡礼」の言葉から判明しました。

僕はゲームや二次創作で直接このコンテンツに触れたことはないのですが、高校生の頃にyoutubeを通してゲームのBGMやファン制作の歌を知り、今でもたまに聴いています。ああ青春の思い出...

 

時計 諏訪

春宮の特徴はこの幣拝殿(へいはいでん)だそうで、観光協会のパンフレットにも写真が載ってます。幣拝殿とは参詣者が神様に供え物を捧げる幣殿と、拝むために本殿の前に建てられた拝殿が一緒になっているもの。珍しい様式なのか調べても諏訪大社が真っ先にヒットします。諏訪大社がそれだけ有名なだけかもしれませんが。

 

時計 諏訪

離れにある諏訪の七不思議のひとつ、どれだけ大雨が降っても流されない(消滅しない)という浮島です。ここもゆっくり散策したかったのですが暗くなりかけているので急いで大仏へ。

 

時計 諏訪

大仏のいわれ。大仏まで割と長くもったいぶります。というより石が元々合った場所にそのまま彫ったと思われるので山の中とかじゃないだけ良心的か。

太陽の塔の見学がとても素晴らしい思い出として心に残っているので岡本太郎が絶賛したその魅力、期待に胸が膨らみます。余談ですが今は内部の公開が解禁されたのでかつて外側だけ見て帰った方はもう一度訪れる価値があると思います。

道のつきあたりに待望のそれがありました。

「万治の大仏」です。

 

時計 諏訪

でかい

恐ろしい。

自分より圧倒的に強いものに見下ろされている感覚。

 

ごめんなさい。正直この写真では凄さはまるで伝わらないでしょう。近くで撮ると罰が当たりそうな気がして境内(植え込みだけど)の外側から撮ったのですが、この石仏は高さ260m、幅は相撲取り2人分くらいあるんです。普通の建物の2階にちょっと届かないくらいの高さ。人間が恐らく具体的に大きさを認識できるギリギリの大きさ。実際はもう...とてつもない"圧"。

仏像の類を見て震え上がったのは初めてです。全く大袈裟な表現ではなく、本当に"怖い"です。でも願いを叶えてくれそうな説得力とも言えるかもしれない。これを面白がれる岡本太郎はまったく肝が太いと感心しますが、確かにこれまで見た仏像の中で文句なく一番神秘を感じます。人が気軽に触れてはならないものであると思わされる。

これは見にきて良かったと本当に思える場所でした。皆さんも儀象堂を訪れた際はぜひお立ち寄り下さい。

 

時計 諏訪

帰りみちで雪が降ってきました。

電灯も少なく幻想的です。

 

時計 諏訪

出来ればここも立ち寄りたかった、「オルゴール記念館すわのね」。

時計と並ぶ主要産業だったらしいオルゴール。一時は産出量世界一だったそうです。手作りオルゴール体験もできるそうなので次来る時は必ず訪れたい。

 

時計 諏訪

最後に儀象堂をもう一度拝みに行きました。

中には入れませんが、横の駐車場からライトアップされた姿を見ることができます。窃盗対策でしょうかね。

帰りは電車の中で泥のように眠りました。

 

2日にわたる諏訪探訪記、計4記事もの久々の長編になってしまいました。お付き合いいただいた方々、本当にありがとうございました。

期待を裏切らない山間の静かな町です、スイスのジュラ渓谷もこんな感じなのかな。上諏訪下諏訪どちらも大変楽しめましたが下諏訪の方は名所をおそらく半分も回れなかった感じなので、またぜひ訪れてみたいと思います。

 

ご覧いただきありがとうございました。