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セイコー2625ダイバーズ レビュー ‐爽やかな青が特徴的なブルーモデル

 

 

夏だ!海だ!ダイバーズだ!

ということで今回はダイバーズウォッチのレビューです。私のアンティーク趣味とも合わせましてちと古いダイバーズを紹介します。アンティークなんで防水性能は期待できません。もはやダイバーズじゃない

 

セイコー2625シリーズ、通称レディースダイバー。

セイコー 2625 レビュー

 

ケース径36㎜、ただしこれはリュウズ込みの計測なので実測33mサイズ。見ての通り腕周り17cmの私の細腕にもピッタリ。男が着けたっていいじゃない。

デカ厚ブームの中にあってそもそもがデカいダイバーズは巨人が着けるのかというサイズのものが溢れていますが、それとは対極に位置する薄型小サイズのダイバーズです。この大きさで150m防水とか改めて凄いな。

 

セイコー 2625 レビュー

セイコー 2625 レビュー

 

1979年発売、150m防水でケースの材質はステンレススチール。搭載キャリバーは男女兼用のクォーツムーブメント2625(所有の「セイコーダイバーズウォッチ進化論」より)。文字盤の表記は少なくスッキリとした印象。セイコーダイバーズの方程式をほぼ確立したといえる3rdダイバー後の製品ですが、リュウズも三時位置でケース形状も目立った特徴のないオーソドックスな仕上がり。ケース形状はともかく四時位置リュウズはデザイン的な破綻よりも操作に支障が出るので採用されなかったのでしょう。

 

それでも、これは確かにセイコーのダイバーズだと思える説得力をこの時計は備えているんですよね。ベゼルのフォント?針?色使い?これを説明できないことにはまだまだ私はセイコーダイバーズを分かっていないのだと感じます。

 

セイコー 2625 レビュー

 

ベゼルは両回転しますがこれは元からなのか経年劣化なのか分かりません。クリック感は無く少しひっかかりがあります。

 

デザインの一部なのかコインエッジベゼルの溝は間隔も広くとってあり粗削りな印象です。リュウズのねじ込みはスムーズとは言い難いですが特に苦労せず収納できます。というかボーイのねじ込みだけが異様にやりづらいのですが、私の個体だけでしょうか?

 

ケース状態の良し悪しについてはあまり分かりませんがボーイと比べるとエッジは立っており、やはり当時は相応のクラスの製品だったのだと分かります。

 

セイコー 2625 レビュー

 

おなじみのTUNAMIマークの描かれたスクリューバック。小さいぶん文字がびっしりと凝縮されています。稲妻マークがあるので亀戸製ですね、亀戸セイコーの製品はこれが初めてです。

 

不動品の状態で入手したので故障や電池の液漏れがないかは賭けだったのですが、中の状態は綺麗で電池交換後すぐに動き始めました。対応電池はSR726SWです。珍しい電池で電気屋やホームセンターでは入手できないので直に取り寄せる必要があります。

 

セイコー 2625 レビュー

 

セイコーダイバーズの大傑作、ボーイと並べてみました。ボーイはケース径42㎜と現代では標準的な大きさですが、SサイズとLサイズくらいの差がありますね。当時としてもかなり小さいサイズだったことでしょう。

 

3rdやモンスターとは違って強烈な特徴を持つ時計では無いのですが、全体的なバランスからは確かにセイコーの息遣いが感じられるモデルです。あか抜けてバランス良くまとまっているのでシチズンの製品でもないと分かります。言い方が悪いかもしれないですが僕はシチズンも大好きです。

クリーム色の文字盤とブルーのベゼルの組み合わせは夏にピッタリというだけでなく、どことなく涼しげで理知的な雰囲気を感じさせる一品です。普段私の時計収集を冷めた目で見ている母親が「それいいね」なんて言ってきたくらいなので、流石は女性をターゲットにした製品だと感心します。女性にしか分からない魅力もあるかもしれませんね。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。