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「時」展覧会感想 やっぱり時計っていいなあ!

 

先日、上野の国立科学博物館で開催中の「時」展覧会に行ってきましたので今回はその感想を。大正時代にそれまで無かった時間厳守の概念を浸透させるため開催されたもので、約100年ぶりの開催だそうです!

 

資料として撮りまくってきたので今回は写真たっぷりです!(事前に係の方に許可を取ってます。迷惑にならないようこっそり撮りました

 

 

コロナ対策で事前に来館予約&入り口で検温という念の入れようでした。

時展覧会 ブログ

まさに国宝級。

 

時間に余裕があったので常設展から見学。

和時計の最高傑作と言われる田中久重作「万年自鳴鍾」。和時計へ興味はあまりありませんが、時計は西洋の発祥なのに、西洋の技術が普及していない時代にこんなものを作るとは感服します。脇の展示では装飾の行程などが細かく解説されており、膨大な手間をかけて作られた逸品であることがよく分かりました。

 

時展覧会 ブログ

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1枚目は展示メインのひとつとしても扱われていた100年前の時展覧会のパンフレット。2、3枚目は当時の日本標準時を示す”マスタークロック”として扱われていた時計たちです。2枚目の「リーフラー天文時計」は高精度の振り子時計で日差1/50秒の一品(自分で言っててよくわかりません)、3枚目はそれに代わって用いられた水晶時計で、こちらは今回が初の一般公開だそうです。どちらも歴史を感じます。

 

いよいよ特別展示室へ。

 

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贅沢なワンショットだなぁ。

 

今回のお目当ては普段一般公開されてないシチズンミュージアムの所蔵品。実はシチズン本社はすぐ近くなんですけど普段近い距離にいながら見る事叶わず...ようやくの対面です。

初代GSとシチクロ(1st?)が同じ画面に収まっている至福。私個人でこの2ショットを拝める日は永久に来なかったでしょう。右上はシチズンが自社技術パラウォーターの防水性を証明するための漂流実験で実際に使ったケース。個人的にはヘリから落としたパラショックのケースが見たかった。

 

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シチズンX-8クロノマスター。初の男子用電子腕時計。

 

数ある中で最もビビッときたのがこのシチズンX-8クロノマスター。ぬるっとしたケース形状に惹かれました。調べてみましたがそんなに相場高くないんで機会があれば狙ってみます。

 

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セイコー サーミック。熱発電時計なんてあったんですね。

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これ地味だけど凄い時計ですね...

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セシウム原子時計。未来のインフラとなるか。

 

珍しい時計がいっぱいで狭い展示室を2時間くらい眺めてました。端から見たらやばい人だな...資料にするにしても今の時代フラッシュ焚かずに撮影できるから良いですが、一昔前は全部見て覚えてですからね、ありがたいことです。

 

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これかっこいいなぁ。

 

以上、時展覧会の感想でした。総評としては色々なお宝が見られて大満足です。特に80年代以降の製品はどのデザインも十分現在に通用するものばかりで、改めて往時の日本の勢いというかセンスを感じました。

セイコーの展示品は全てセイコーミュージアムからの貸し出しのようでしたが、こちらも7月末の再開ということで楽しみです。またその頃に会えればいいな。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。