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パテック・フィリップ展 ウォッチアート・グランド・エキシビション<東京2023>の感想

パテックフィリップ展 感想

最近時計の記事全然書けてないですよね...すいませんね。

時計に回すお金がないのも勿論ですが、最初の頃のメンツを押しのけてまで惹かれるモデルがないのですよ。自分は面倒見切れる時計は多くても10本程度。今後は良いものがあったら友人に押し付けるプレゼントするようになるかもしれません。怪人時計配りの誕生です。あるいは作るか...?至高の一本。

反面インスタは頻繁に更新してますので良かったら見てやってください。本当に手軽で反響もそれなりにあり、ブログが廃れる理由も良く分かります。ただ本当に欲しいものを調べるのにインスタだけ・ツイッターだけという人は今でも少ないだろうと思います。そういう需要を信じてこれからも書き続けるつもりです。

 

今回は今更ですが、6月に開催されたパテックフィリップ主催のウォッチアート・グランド・エキシビション東京2023の感想を書きたいと思います。

 

パテックフィリップ展 感想

アンテナが弱い私は20日過ぎにようやくこの展示会の存在を知り、最終日25日に滑り込みで見てきました。開催された新宿住友ビルは都庁の向かいにあるのですが入口付近にも案内などはなく、元から人通りが多い場所であるのもあってビル内でポップを目にするまで本当にこの場所であっているのか?疑心案儀でした。

実際はビルを少し進むとどこに隠れていたのかと言いたくなる程の人、人。一人一人に入口でパンフレットと整理券が配られ、リーダーでQRコードをスキャンしました。とても無料の展示会とは思えない雰囲気でした。

 

パテックフィリップ展 感想

見学者は年齢も服装も様々。ラフな格好をした人が多かったですが高そうなスーツを着込んだ人や上品な着物姿の人も。若い人も多く大半はカップルだったと思います。

逆立ちしても買えないのに場違いな存在になることを危惧しましたが杞憂でした。このクラスとなると大半の顧客は普通の雇われではないだろうし、今の時代のお金持ちってIT長者に引っ張られてみんなラフな格好してる印象です。安心してゆっくり見学できました。

 

パテックフィリップ展 感想

この紫がホント良い色です。前々から思っていますがやっぱりヨーロッパ人の色使いのうまさには敵いません。素材も勿論大事ですが高級感・上品さを演出するうえで一番大事な要素って色使いじゃないでしょうか。こだわりが違うんだろうなぁ。

 

パテックフィリップ展 感想

申し訳ないですが現行品にはあまり興味が無く、懐中時計など昔の作品のコーナーを集中的に見てきました。本来展示されているパテックフィリップ博物館では撮影禁止のパテックフィリップ最初の腕時計をはじめ、初のミニッツリピーター腕時計や様々な偉人に送られた豪華な装飾の懐中時計群など一点一点が主役級の品ばかり。日本開催という事で持ってきたのか、モンゴル~日本まで含めた(実現してないけど)シベリア鉄道の風景を表面に描いたテーブルクロック、鎧武者や芸者などが美しく描かれた腕時計などもありました。その殆どが蒔絵(エナメル?)で手間暇かけて作られたことが分かる品です。とても身に着けて使うなど考えられない一点ものの芸術品でした。

これらすべて写真撮影可でした。太っ腹すぎる...

ただ、個人利用に限った話であり終了から1か月半経ったネットを見ても展示品の写真は見当たらないので私もそれに倣います。撮った写真は一生のお宝にしたいです。

展示品の中にはオーナーの方のご厚意で公開された品もあったようです。素晴らしいものを見せていただいて心から感謝しています。感動させていただきました。

 

 

 

展示品だけでなく会場内のパネル、展示品の時計を描いたものや所有していた偉人の肖像など様々ですがそれらも大変高いクォリティでした。展示品の数や広さパネルの力の入れようどう見ても莫大なお金が掛かっているのにも関わらず入場制限なし入場料無料。本当にただ、作り込まれた時計の素晴らしさを多くの人に知ってもらいたいという善意の展覧会なのだなと感じました。

現行品のコーナーも少しだけ覗きましたが一点おそらく1000万とかするだろう時計が10本以上同じケースに展示されている様は圧巻の光景でした。目玉展示で私にはまるで分からない10数個もの複雑機構を搭載したモデルが3・4種類大きなパネルと共に展示されていましたが、機構が分からずともうっとりするほどの美しさです。中でも青と白が印象的な懐中時計が特に気に入りました。今も昔も、パテックフィリップというメーカーは見とれるような芸術的な時計を作り続けているのですね。

 

パテックフィリップ展 感想

2時間ほど滞在しましたが午後5時で展示会終了。正直それほど大きな規模ではないだろうと考え来るのが遅かったため全ての展示品は見れず。少し後悔しています。

本来なら¥3000くらい取られてもおかしくないクォリティの展示会だったのでこのままただで帰るのは申し訳なくむしろ払わせてくれ!という気持ちでお土産コーナーへ。カタログのほかノートやファイル、マスキングテープなんて面白いものもありましたがポストカードセットにしました。確か¥1000くらいだったはず。ショボいお布施でしょうが何かの足しにしてください。

 

旅行記事の数を見れば分かる通り私は旅行が趣味ですが、旅先で高揚したテンションで要らんお土産買って後悔した経験がかなりあります。ポストカードって安いし手に取って旅の思い出を振り返れるし収納に困らないしかなりコスパ良い品なんですよ。自分で撮った写真とはまた違った良さ、価値があるのです。写真ではなくて絵が描かれたものならなお良いですね。

 

パテックフィリップ展 感想

お土産コーナー横にあったオブジェ。記念撮影用でしょうか。

こんな感じで日夜組み立てや調整が行われているのでしょうね。工業機械の発展著しい今、手作業の必要性がどの程度あるのかは分かりませんが、人の手で作るということを続ける事に歴史的な意味がある、あるいはパテックフィリップが認めた職人の「手」で作品が作られることに意味がある、ということなのかもしれません。

 

自分には一生縁のない時計でしょうが、もし手に入るのならやはりカラトラバが欲しいですね。シンプルな美しさを極めたモデルだと思います。

 

 

時計の展示会というもの自体まずないものですがその中でも最高峰の格を持つブランド主催ということで、否が応でも期待が高まりましたが軽くそれを超えてきた展示会でした。

素晴らしい時間を過ごせました、パテックフィリップありがとう。