ども。あーいかわらずぜんっぜんアクセス伸びない旅行系記事です泣)
今回は埼玉県東所沢にある角川武蔵野ミュージアムに行ってきました。友人がインスタで見つけたそびえたつ巨大本棚を見るために。
目的地は駅から10分ほど歩いたところにあります。正直広い敷地が確保できるからここに作ったんだろと思うくらいだだっ広い。
隈研吾さんっていう有名な建築家の作品だそうです。絵画にはいくぶん興味ありますが建築はさっぱり分かりません。無関心な僕でも知ってるのですからその道では超有名人なんでしょうね。
この武蔵野ミュージアムの他にも神社や銭湯や展望台など面白そうな施設が揃った複合レジャー施設になってます。割とがっつり一日過ごすこともできそうですね。
入口。入ってすぐ受付ですが隣に大型のロッカールームがあり、必要であれば無料で荷物を預けられます。靴脱いだりする必要も無く、また扉で仕切られてもいないのでセキュリティはそこそこ良いほうかと。
エレベーターで上へ。
ドアが開いてすぐこんな光景が飛び込んできます。いいねぇ。在りし日のウェアハウス川崎を彷彿とさせるごった煮感がある。
これらの本は実際に手に取って読むことができます。一見雑多に見えますが、実際にはどうすれば「おしゃれに見えるか」「手に取りやすいか」などが考えつくされた配置なんだろうなぁ。もう本棚自体がアート作品ですね。
蔵書もどこから入手したのか、ボロッボロの一目見て古いと分かる本も多くありました。読むどころか触りたくないという人も多そうなので半ばインテリアとして置かれていますが読もうと思えば読めるわけで、最近の本だけでお茶を濁さずしっかり本好きのための場所を作ろうという真摯な姿勢が感じられます。
それにしても「おしゃれ」を目指してるのか?「面白い」を目指してるのか?個人的にはどちらも感じるがどちらでもない。
360℃どこから見てても正面を見据えてくる謎のおっさんホログラムや(代々木公園のアレを連想した)、鉱物の展示スペースなど本だけではなく色々あります。もちろんメインの展示は本だろうがなんだろう、何がテーマなのか?混沌としている。
だがここには本棚を見に来たのだ。どこかどこかと順番に目を通しながら進んでいくと、目玉であろうその「本棚の壁」は一番奥にあった。
これだよ!これが見たかった!
3~4階相当はあろうかと思われる巨大本棚。母校S大学の図書館もそれ目当てに人が来るほど立派ではあったが、こちらはよりストレートに質量が感じられます。初めてIKEA行った時も両側にそびえる商品の壁に驚いたが、海外ではよくある光景だったりするのでしょうか。いずれにしてもこれは圧巻。
30分(15分だったかな?)に一回この巨大本棚を利用したプロジェクションマッピングの上映会が行われます。動画上げてる方がいると思うので見てみて下さい。大変綺麗でした。
階段で2階部分までは上がれますがそれより上の本棚へは行けません。残念ですがそれ以上自由に触れると展示の重量バランスに問題が出てくるかもしれないので妥当かと思います。
2階(正確には5階?)は武蔵野地域の資料展示スペースでした。思えば昔の都は京都なのに、金太郎の「金時山」も「河童」も「ダイダラボッチ」もみんな関東から生まれたんですよね。不思議と言えば不思議。
ここは普通の図書館と同じで静謐な空間でした。個人的にはこういう場所の方が遥かに落ち着きます。一階展示のアクの強さに疲れたら、ここで休憩がてら読書というのも良いですね。
おしゃれなバーもありました。
大きな図書館というイメージを持って訪れましたが総評としては角川主催の展示会、現代アートの美術館という感じの場所でしたね。目玉の巨大本棚は素晴らしかったですしその他の展示も見ごたえがありました。ただ、ここで一日潰せるかというとちょっと...やはり風変わりな図書館として、ここで自分のお気に入りの本を見つける!とがっつり読書もするつもりでくるべき場所かもしれません。
なかなか面白い休日だったと思います。