自転車愛好家を名乗れる自信はありますがカスタムとか出力UPにはまるで興味が無い、ただ自転車で走るのが好きなだけの人なので記事の需要も少ない感じですね。まあいいや。
今回は自転車乗りなら行っておきたい東京のスポットを流れで紹介していきたいと思います。興味のあるところ以外は適宜読み飛ばしてください。
<東京サイクリング個人的おすすめスポット>
・若狭海浜公園
・東京駅
・皇居
・東京タワーと芝公園
<番外編>
・山の手線一周
【若洲海浜公園】
個人的No.1おすすめスポット。新木場駅からほど近い突端の人工島にあり、海岸線に沿って東京湾を横目に見ながら走ることができます。潮風が大変気持ちいいです。
舗装された道路の下にちょっと荒れた道があるのですが、個人的には下の道もおすすめしたいです。防波堤ブロックが積み上げられたでこぼこ道を走るとより強く潮騒を感じられます。
⇩自転車の貸し出しもしているみたいですね。
http://www.tptc.co.jp/park/03_09/cycling#mainbody
海上に向かって伸びる東京ゲートブリッジは圧巻の一言。支柱の中を通るエレベーターが設置されており、徒歩であれば橋の上まで昇ることができます。流石にそのまま歩いて渡ることは無理だと思いますが東京湾が一望できて絶景ですよ。
公園もほどほどの広さで回りやすく、何より景色が綺麗なので何周もしたくなります。東京の公園で自転車といえば代々木公園を上げる方が多いですが、人の入りもほどほどに気持ちよく走れるのは断然こちらだと思います。少し遠いのがネックか。
【東京駅】
説明不要の大人気スポットですね。辰野金吾の傑作建築。教科書でも何度も取り上げられました。
すぐ隣は皇居ですが、ここから皇居まではまっすぐに通りが敷かれているので「東京駅を背景に自分の自転車を撮る」なんてことができちゃいます。これが凄くかっこいいです。ネットで上手な写真を撮っている方が大勢いらっしゃるので詳しくはそちらを参考にしてください。ただ実際はいつでも観光客でごった返しているので撮るタイミングが難しく、上手に撮るには我慢強く待つ必要があるかもです。
高層ビル群の中に突如現れる古式ゆかしいこの建物ですが、周囲に浮くことも無く非常に堂々とした佇まいです。良いものは時代を超えて残るのですね。
【皇居】
こちらも説明不要。連日観光客で溢れています。
皇居一周は都内のサイクリストにとっては定番らしいですが走りやすくて一周の距離も丁度良く、なるほどそうなるわけだと納得のコース。下りが多いのですが不思議と急勾配はなくスイスイ進めて楽しいです。欠点としてはランナーも車も多いのでそれなりに気を遣うことか。
景色も良く、都心を走っているのだという充実感を最大限引き出してくれます。ザ・東京という感じの場所です。二枚目なんかはモロに丸の内のイメージですよね。
お子さん連れの方はぜひお堀の中にある科学技術館にも足を運んでいただきたいです。お堅い博物館では無く子供が心から楽しんで学べることを考えた教育レジャー施設です。
都市圏にお住まいなら科学技術館主催の「サイエンス友の会」という小学3年生~中学3年生を対象にしたプログラムにも参加してみることを強くお勧めします。毎週土曜日曜にプロによる実験を中心とした様々な講義が開催され、自分の受けたいものを選んで受講できます。塾みたいなお堅いものでは無く、七宝焼きを作ったりロボットを作ったり、子供ごころに「楽しい!」と思えるような講義ばかりです。
興味ある方はこちらからどうぞ→ http://www.jsf.or.jp/science/info/
【東京タワーと芝公園】
有名どころばかりですみません。でも本当にいいところなので...
スカイツリーに抜かれてしまって久しいですが、東京タワーがいまだ様々な観光客から愛されるのはズバリ「圧倒的な写真映えの良さ」にあると思います。ビビットながらいい具合に退色した赤色が昼でも夜でもすさまじく映えるのです。
加えて東京タワーの周辺には豊富に撮影スポットが存在します。二枚目はふもとにある「芝公園」から撮った写真です。スカイツリーとは違って東京タワー周辺にはこの芝公園が広がっており、景色を遮る建物がないことも写真映えに一役買っています。東京タワー周辺の撮影スポットについてはこの記事にまとめてます。
ちなみにインスタで有名な「駐車場の階段から撮る東京タワー」のスポットには注意してください。「とうふ屋うかい」さんというお店の近くにあるのですが、大抵写真待ちの長い行列ができてます。階段の場所が分かりづらいうえにお店の行列かと勘違いしてしまいやすくタチが悪いです。ご注意を。
ご存じ東京が誇る有数の下町です。浅草・葛飾柴又・人形町とかが私の下町のイメージです。どうでもいいですねスミマセン。
葛飾柴又ときいて何を思い浮かべるかは世代が分かれるかと思います。「男はつらいよ」か「こち亀」か。私は間違いなく後者ですね。町が推してるのは前者の方らしく、駅前に寅さんのブロンズ像があります。
なぜここを選んだかというと、柴又帝釈天では世にも珍しい「自転車のお守り」が売っているからです。裏側が両面テープになっていて自転車に貼り付けることができます。「交通安全祈願」の文字が書いてあってお土産・思い出の品としてぴったりです。行ってみる価値はありますよ。
千葉ですが一応東京ということで。せっかくディズニーランドまで行くのに周りをウロウロしてくるだけ?と思われるかもしれないですがなかなか良いコースですよ。ディズニーランドは外周をぐるっと取り囲む形で道路が通っています。一周が結構長いのでそれなりに歯ごたえがありますし、何より信号がないのでスピード出し放題です!
外からもBSマウンテンやコロンビア号のような大きな建造物は見えますし、左に遮るものの無い輝く海を見ながら走るのは心地いい。夢の国の外側は意外にも楽しい場所です。
夢の国へ意気揚々と向かう人々のムードをむさくるしい短パンジャージ姿でぶち壊すのにも暗い愉悦が感じられます。楽しいですよ。
同じようなことをしている人は結構多いみたいですね。サイクリストってやっぱり変態の集まりじゃないのか。
<番外編・山の手線一周>
「まあるいみどりの山手線♬」でおなじみ山手線。
特定の場所というわけでは無いのですが、山手線沿線をぐるっと一周するのも楽しいです。都心って駅が違えば1㎞も離れてない狭い区間でも町の雰囲気ががらっと変わるので面白いです。るつぼというかごった煮というか、小さい町一つ一つが独自の「色」を持っているのは流石に日本一人が集まる場所だと感じます。
写真にも上げましたが私は上野の近辺が凄く好きです。アメ横や不忍の池、秋葉の電気街など怪しいお店が立ち並ぶ入り組んだ複雑さに惹かれます。
一周3時間以上はかかるので時間のある時にしかできませんが、一度は挑戦してみることをおすすめします。
ああやっぱり長くなってしまった。最後までお読みいただいた皆さん本当にありがとうございました。
東京は空気も悪いし人や物で溢れていて窮屈なところもありますが、歴史や文化の詰まった土地であることも確かです。上記スポットの良さは私が保証いたしますのでぜひ一度足を運んでみてください。