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セイコーSKX779レビュー ‐セイコーが誇る怪物、その初代モデル

 

今度の台風やばそうですね。伊勢湾台風の再来と言われてるらしいですが、東日本住みでも停電への備えくらいはしておいた方がいいかもしれません。

 

今日は久しぶりにセイコー 初代モンスターを紹介。

セイコー ブラックモンスター 初代

 

この時計についてはブログを始めた頃に一度記事にしています。

 

だんだんと価格相応のところも分かるようになってきましたが、それでもかつて1万円強で買えた時計だとは思えない出来です。JIS規格をパスした正真正銘のダイバーズウォッチという点も踏まえると、総合的には他社の10万円クラスと楽に渡り合えるのではないかと思います。

価格相応に感じるのは主に文字盤やインデックスですね。もう少し光沢があった方が高級感は出た気がしますが、マットなつや消し仕上げが初代独特の飾らない無骨さを引き出しているのかもしれません。

 

セイコー ブラックモンスター 初代

 

塊から削りだしたようなケースデザイン。純正のステンレスベルト装着だと重さ140g前後と印象通りのヘビー級です。荒々しさが雑さに変わらないギリギリの所を攻めています。更にしばらく使っているとこのデザインは上下に張り出したラグ一体型のケースプロテクターによって破綻なく成立しているのだと分かります。デザインした人は天才です。

 

セイコー ブラックモンスター 初代

 

初代ならではの特徴を求めるとすれば、良い意味での"チープさ"でしょう。文字盤の装飾が最小限なぶんこのモデルの顔といえるケースデザインが映えます。とはいってもバランスを考えて9時位置の表記を意図的に省いたり文字盤デザインも考え抜かれていますし、あくまで装飾的ではないというだけです。

設計者の思想が最も色濃く反映されたモデルであるというのも初代を選ぶ大きな理由となります。モンスターというロングセラーモデルを生み出したデザイナーはどんなイメージでこれを作ったのか、使いながら考えてみるのもいいかもしれません。

 

 

オレンジモンスターも唯一無二の雰囲気ですが、ケースデザインを存分に味わうなら初代ブラックモンスター、おすすめです。