今回紹介するのはデノンのAH-D1100。
一言でいうと音質に全振りしたヘッドホン。定価は￥20000ですが何故か￥7000程で投げ売りされており、若干ひいき目も入ってますが一万円以内で買える中では最良のヘッドホンかと思います。ただ、音質の代わりに犠牲になった部分も多いのでそれらも含め順に紹介していきます。
アンプとかスピーカーとかは持ってないにわかリスナーですが、ヘッドホンはいいですよ。全然耳が疲れないのと、音の広がりが全然違います。ヘッドホンに慣れたら耳痛くなっちゃうのでもうイヤホンには戻れません💧
左は家で聴く用のゼンハイザー、右が今回紹介するデノン（DENON）AH-D1100です。主に外出用で使っています。密閉型のヘッドホンなので音量がかなり大きくても外に漏れません。静かな場所で聞くとき大丈夫かは分かりませんがおそらく問題ないです。
デノン（DENON）という名に聞き覚えのある方もいると思います。これはかつて電音という名で活動していたメーカーでした。当時からずっと音楽製品を販売していたようです。改名したのはデンオンが外国人に発音しづらいからだと思われます。イニシャルは同じですので。（電音→DENON）
外見は全体的にプラスチック感があります。僕はヘッドホンにファッション性を求めていないので問題ないのですが、Beatsのようなおしゃれなヘッドホンが欲しい人にはお勧めできません。剛性についても、全体的に細身なので手荒な扱いだと壊れてしまうかもしれないです。
長年使用しているのでだいぶヨレていますが、耳当て（パッド）も頭の装着部分も柔らかく、装着感は良いです。ただ密閉型のため若干側圧があるので、長時間（2～3時間）つけっぱなしは流石にキツいかもしれません。ただし僕は基本メガネの上から装着するので、裸眼の状態で付けるならなんともないかも。
持ち運びに向いている最大の理由がこれ。折り畳みヘッドホンなのです。上記は付属の携帯袋。かさばらずひょいとリュックに入れて出かけられます。メッセンジャーバック程度の大きさでも充分入りそうです。
持ち手は8目盛りくらい伸ばせます。頭が大きめの僕で4目盛りくらいが最適なので、日本人ならサイズで困ることはなさそうです。
一応延長コードと変換プラグが付いてきますので、TVゲームするときにも使えます。ただ前述するように長時間着けてると耳が痛くなる可能性があります。
ここまで外観のレビューをしてきましたが最後に音質について書きます。ここまで述べてきた通り、音質や装着感などヘッドホンとしての機能に全てを注力しているモデルのため、音質はかなり良いです。
ヘッドホンにもそれぞれの持つ"クセ"があるのですが（例えばロックのようなドンシャリ音が得意なモノ、クラシックが得意なモノなど）、このヘッドホンはクセのない非常にクリアな音を出すので、どのジャンルの音楽もバランスよく楽しめます。楽曲の持つ本来の音をより丁寧に聴かせてくれる、とでもいいましょうか。
デノンの廻し者みたいになってしまいましたが、三年半使用した本当に良いヘッドホンです。ぜひお試しあれ。
