今回はセイコーの200mダイバーズウォッチSKX007、通称"ボーイ"を紹介。
どう見てもゴツイ正統派ダイバーズウォッチなのに、なぜ"ボーイ(少年、年少者)"などというニックネームで呼ばれるのか?それは先代のダイバーズウォッチがこの時計を思わず「可愛らしい」と感じてしまう程に皆「厳つい」時計たちだったから。
時計に興味を持って最初に買った時計で、¥23,000で新品購入しました。元々は¥15000くらいで買えたそうですが徐々に値上がりし、"新生セイコー5"の登場によって今はさらに新品価格が上昇しております。
国産初のダイバーズウォッチの流れを汲む正統後継機で、半世紀かけて徐々に整えられていったデザイン。ロレックスの偉大さは否定しませんが、断じてサブマ〇ーナのパクリではありません。1st、2nd...などとナンバリングで呼ばれるセイコー正統派ダイバーズの5代目なので、5thダイバーとでも呼ぶべきか。"ボーイ"のほうが愛嬌があっていいですね。
その後継機である”新生セイコー5”。元々ボーイはセイコー5よりもワンランク上のグレードとして位置づけられていたようですが格下げに。それに伴い200m防水スペックは排除。ダイバーズウォッチを名乗れるのは200m防水以上のスペックが必要となるため、”擬似ダイバーズ”になってしまいました。
(画像はセイコー社HPからの引用です。 URL:https://www.seikowatches.com/jp-ja/products/5sports/sbsa005)
この擬似ダイバーズ化には時計好きの方々の多くは否定的なようです。事実上ダイバーズウォッチの系譜が途絶えたといってよいので無理もありませんが、200m防水なんて今の時代求めてられてないってことでしょう。コストの関係も大きそうです。
僕自身も海に潜ることなんてありません。でも、そういうオーバースペックはある種の無敵感や安心感をもたらし、それが所有欲を満たしてくれるところも大きいのではないでしょうか。スケルトンなので防磁性能も低下していそうです。
ところでこの時計の品番は007。そうダブル〇ーセブンです。ボンドさんはシーマスターよりもボーイを使うべきではないでしょうか。僕が好んでするNATOベルトが世に広く浸透したのもボンドさんのおかげ。
本機には色違いが3色あり、ペプシボーイ、オレンジボーイ、イエローボーイと呼ばれてます。ちなみに黒はブラックボーイ。ペプシボーイは探せばそこそこ見つかりますがオレンジイエローはめったに出てきません。かなりレアです。
<追記>
ボーイと双璧をなす"モンスター"ですが、ボーイとの2ショットがなかなか見つからなかったのを思い出したのでupします。需要があるかわかりませんがどうぞ比較にお使いください。どちらも素晴らしい製品です。