ときちけは趣味が生きがい!

時計中心の趣味日記。

南極探査船「宗谷」を見てきた。

 

最近休日も家でゴロゴロしてるばかりで全然遊びに行ってないということで、友人と一緒に出掛けてきました。場所はお台場に決定。

友人が南極探査船「宗谷」を見に行きたいという。なんだそれ?と思ったが入場料無料だし、そういや私の好きなセイコーダイバーズは南極探査隊の正式装備だったな。。とダイバーズの性能をフルに活用する人たちの生活はどんなものなのか興味が出てきた。

そうやをみてきたんや!そうやそうや!

 

11時に台場駅に集合。ゆりかもめ乗ったの2年ぶりだなー、あの頃は就活で。。。なんて懐かしくもあまり思いだしたくない思い出がよみがえる。

早速ガンダム像を拝みに行きます。ユニコーンガンダムに変わったという話は聞いていましたが、正直初代のカラーリングが好きでした(とかいってうろ覚えだけど)。どこかに移築や保管がされたわけでもなく本当にただ撤去されてしまったらしく、解体ショーには多くの方が見に来たそうです。有名なラストシューティングポーズも再現されたとか。見てみたかったな。

ガンダム像もそこそこに、宗谷のある船の博物館へ向かいます。道中お互いの近況を語り合いましたが仕事が大変なのは向こうも同じようです。友人の仕事は出張が多く日本各地を転々としています、こちらからすると羨ましさもありますが仕事である以上そんな生易しいものではないだろうなというのは分かります。

しばらく歩いて目的の宗谷に到着しました。

 

ここで全長OO総量OOとかデータ羅列できたらカッコいいんだろうなぁ。残念ながら何の知識もありません。

救命胴衣といいオレンジは海では有用な色なんですね。今は引退して観光用というのもあるのでしょうが、いい意味で年月を感じさせない綺麗な外観です。

 

船内に入るとまず士官食堂と船長格の個室。普通の食堂内で船員の地位に応じた席が割り当てられるのではなく、士官専用という所に船内の厳しい上下関係が窺えます。「ようこそ宗谷へ」と書かれたペンギンの台座など最初の歓待にも使われた部屋なのだと印象付ける品がありました。

ここを最初に見せることで見学している我々まで歓待された気分でこれから先に何があるか気になってしまう。魅せ方が上手いなと思います。あとはセイコーの超ロングセラーである防塵クロックが(おそらく当時のまま)展示されているのは僥倖でした。

 

こちらは一見すると士官の居室のようですが気象観測室だそうです。これまたペンギンの絵の上に先ほどの色違いの防塵クロックが掛かっていますね。個人的に防塵クロックといえばこの色。正直バス時計という名の方が定着してる気がします。

 

資料室。宗谷が南極へ向かったルートや歴代の南極探査船など様々な資料が展示されています。写真左のテレビでは当時の記録映像を見ることが出来ます。

資料室には子連れの先客がいて小さい男の子が映像を食い入るように見ていました。船が好きなんでしょう。小さい頃の好きなことに関する記憶力って凄いから、今見ている光景をこの子は将来も覚えているだろうなと思うと感慨深い思いでした。

 

階段を下りて一般船員の居住区画へ。先ほどとうって変わって狭苦しい印象です。4人部屋とか気が狂うよホント。たとえ気が合う友人とでもここに1年とか共同生活するのは絶対に嫌。そういう状態だからこそ厳しい規律が必要なのでしょうね。嫌でも一緒に生活するうちに情が沸いてくる。。。のでしょうが、やはり大変な仕事だと思います。

 

船を降りる船員が刻んだ別れの言葉。

年単位で生活してたらそれはもう言葉では言い表せないよね。美しいと思う。

 

過酷な生活の中でも使命感と情熱があったろうし、こんな風に心安らぐ時間もあっただろう。。。

 

観測隊員用の食堂だったという部屋は第二の資料室となっていて、ここには当時の記念品が展示されていました。この宗谷は何度も用途と名前を変えているようで最初はソ連向けの貨物船だったというのが驚きです。

またここは機関室の真上だということで本来は非公開の機関室に窓を設けてエンジンが見えるようにして下さっています。好きな人には鳥肌モノなんでしょうか。

船内通路は狭く薄暗い。さっきの部屋もそうですが、こんなところで生活していては背骨が曲がってしまいます。空気の巡りも悪いですが、南極の刺すような冷気が緩和されるだろう点である意味長所なのかもしれません。ただコロナ禍のいま、長居する場所ではありませんね。

 

通信室。いかにも精密機器感満載の部屋ですね。オペレーターがヘッドフォンを付けて通信する映画やアニメでおなじみの光景が、実際にここで繰り広げられていたのでしょう。無線は外部との唯一の交信手段ですからこの船で最も重要な場所でしょうね。

長い船内探索が終わり久々に外へ出るとすぐ操舵室。個人的に船の中心部というイメージです。なんかメタルギアのタンカー編を思い出す。

最期に甲板。さすがに広く、ここに船員集めて朝礼とかやったのかなぁなどと想像します。

これで見学は終了。入口で整備維持のための募金をしているのでささやかながら協力させていただきました。これだけの大きさと設備、維持費は馬鹿にならないでしょうから微力ながら役立ててもらいたい。ガンダム像の撤去もそうだし(あれは新しいのが建ったとはいえ)今見られるものがこの先もずっとあるわけではないことを思うと、こうした体験はできる限り記憶と記録に留めておきたいと思います。

 

というわけで今回の記事は以上となります。船に対する知識も興味もほぼないので大して期待していなかったのですが想像に反して大変充実した時間を過ごせました。船自体よりそこに住む船員たちの生活感や交流をよく肌で感じられたこと、そして過酷な環境で使命を果たす人々の思いに心を動かされたところが大きかったのだと思います。こうした先人たちの苦労のお陰で色々な技術の発展や今の日本の地位があることに感謝しないといけないなと感じた一日でした。

 

お台場を訪れるならぜひおすすめしたい場所です。

 

<おまけ>

帰りにスカイツリー寄ってきました。隅田川下ってたら面白い画が撮れたので献上。名付けてエンパイアステートツリー!下らない?すまん。